舞台は夏()の北海道。札幌の()路地裏にひっそりと佇む小さ()な()弁当屋『く()ま弁』には、いつもと変わらない笑い声()が響いていた。料理人のユウ(飯島寛騎)()、常連客の黒()川(戸次重幸)、店主の熊野(山野久治)、そして、主人公のOL・千春(久保田紗友)。傷心のまま東京から転勤してきて半年あまり。『く()ま()弁』はす()っかり千春の居場所になっていた。
そして『くま弁』には「魔法のお弁当」を求めて、また悩める客が訪れる…。東京()で成功した若手経営者、家出を繰り返す少女、誰にも言え()ない秘密をもつ姉弟()、離れて暮らす千春の母…。客が()抱えた、孤独や葛藤、将来へ()の不安に()寄り添う千春とユウ。おせっかいな二人が作るお弁当で、客は生きる力と希望を取り戻し()て()いく———。
() 一方、千春にも自分と向き合うときが来ていた。東京への帰任の打診が来たのだ。自分が本当に()やりたいことは何か。千春が最終的に選んだ生き方とは…?
北()海道食材がふんだんに使われる絶品お弁当と素敵なおせっかいで、おなかも心も満たされる北のお弁当ものがたり第2弾!